はじめての方へ

はじめての方へ

1978年に世界で初めて体外受精が行われました。現在、不妊治療の技術は急速に発展し、特に体外受精や胚移植などのような、ART(Assisted Reproductive Technology:高度生殖補助医療)が世間へ広まったことにより、従来の不妊治療では出産が叶わなかった方々も妊娠できるようになりました。
また、現代はインターネットの普及によって、一般の方でも不妊治療に関する情報を簡単に調べられるようになりました。しかしその反面、不妊症に対する誤解や、間違った情報なども広まり、情報の取捨選択に悩む方々も増えております。加えて、多くの不妊治療専門施設も、自院の不妊治療成功率や高度な技術を強調するばかりで、どれが正しい情報であるか患者様の目には判断しにくい状況となっています。
当院では不妊治療の標準化が叫ばれる時代に、「不妊治療に関する正しい知識」を丁寧に、かつ分かりやすく解説し、患者様一人ひとりに合った治療法をご提案いたします。
治療法は医師が一方的に決めず、患者様のご希望にも極力配慮してから自己決定頂けるように、心掛けております。お気軽にご相談ください。

初めて不妊治療を受けられる方に向けたご案内

分かりやすい解説ページ

体外受精や不妊治療に関する用語は難しいものが多く、聞いたことがない用語で混乱される方も多くいるかと思います。当院のホームページでは、体外受精や不妊治療に関する情報を分かりやすく解説しております。初めての方や現在不妊治療中の方、ご家族やパートナーの方にとっても、治療への理解を深めるきっかけになればと思います。

不妊治療について

「不妊」とは、「避妊を行わない性交を1年間続けているのにも関わらず、一定期間(1年間)妊娠しない状態」をいいます。しかし、男女関係なく、加齢と共に妊娠する・妊娠させる機能は低下していきます。そのため、何らかの疾患や心当たりがあった場合は、先に述べさせて頂いた定義から外れて、治療を早く開始されることを推奨しております。早く治療を始めるほど妊娠する確率は高くなるため、なるべく早くご来院ください。
なお、「不妊」と一括りにしても、一通り検査をして原因が分かるものから原因不明なものまで幅広くあります。一般不妊検査を全部受けたのにも関わらず、不妊症の原因が判明されなかった場合で、かつ半年以上排卵日に合わせて性交を行っても妊娠に至らない場合を「原因不明不妊症」と呼びます。

原因不明不妊症が疑われる場合は、以下2つの治療法を検討いたします。

  • タイミング法(自然妊娠を目指す)
  • 体外受精を始めとした特定不妊治療を行い、より細かく原因を特定する

タイミング法

特に、「不妊期間が1年以上の方」や「35歳以上の女性」の場合は、後者を推奨する場合が多くなります。
40歳未満の方は、体外受精(良好な胚を4回以上移植した場合)を行った結果、妊娠を希望される方が最終的に80%以上妊娠に至ったとの報告もあります。
当院では「難治性着床不全」の患者様に向けて、最新治療のご提案も行っております。
原因不明不妊症や難治性着床不全でお悩みの方はもちろん、他院では妊娠に至らなかった方も気兼ねなくご相談ください。

原因不明不妊症

診療の流れ

診療の流れは以下の通りです。

1受付

ご来院の際は保険証や紹介状をお持ちいただき、受付にてご提示ください。

2問診・診察

WEBまたは待合室で記入いただいた問診票や、他院での検査結果などを確認しながら、現状とご希望をお伺いします。また、診察時には、次に実施する検査の詳細も説明いたします。

3検査(超音波検査+血液検査)

超⾳波エコー検査で卵巣・⼦宮の健康状態の確認と同時に、ホルモン異常の有無を調べる⾎液検査を実施します。その他、生理周期にあわせて各種検査を行います。

4検査結果の説明

超音波エコー検査の結果について、分かりやすく患者様にご説明していきます。ご希望もヒヤリングしながら、今後の治療方針や次の診察までの流れについてもご案内いたします。

5お会計

窓口または医療費自動精算機で、画面に表示された金額をお支払いください。

  • クレジットカードまたは現金払いになっております。
  • 次回以降の予約は、受付またはホームページから予約できます。

男性に関する検査のご案内

男性に関する検査は主に「精液検査」と「感染症検査」になります。
※HDCL=「泌尿器と男性不妊のクリニック」(同一建物内4階にあります)

タイミング療法

検査は必須ではありません。ご希望があれば検査をお願いします。
検査は当院もしくは泌尿器と男性不妊のクリニックにて検査することができます。

タイミング療法

人工授精

感染症検査が必要です。精液検査は人工授精当日に行うので必要ではありません。
当院にて対応しています。

人工授精

体外受精

感染症検査と精液検査が必要です。
検査は当院もしくは泌尿器と男性不妊のクリニックにてお願いします。

体外受精

  • 当院での検査をご希望の場合は、当院受付または代表電話にてご予約ください。
  • 当院での精液検査を持ち込みにてご希望の場合は前もって、採精容器をお渡しいたします。
  • ご予約状況によっては、ご希望に添えないこともあります。ご了承ください。
  • 以前に精液検査に異常があると言われたことがある場合は、男性不妊の専門医師の受診をお勧めしています。(例えば、4Fにある「泌尿器と男性不妊のクリニック(HDCL)」など)
  • 「泌尿器と男性不妊のクリニック」で検査をご希望の場合は、「泌尿器と男性不妊のクリニック」に直接予約方法などをお尋ねください
  • 「泌尿器と男性不妊のクリニック」で検査を受けられた場合は必ず「泌尿器と男性不妊のクリニック」にて直接、検査結果をお聞きになってください
  • 同ビル4階の「泌尿器と男性不妊のクリニック」の検査や治療、医院情報(診療時間や休診日など)に関するお問い合わせにつきましては、直接、「泌尿器と男性不妊のクリニック」までお問い合わせください。

不妊治療と保険適用

「子どもが欲しいから不妊治療も頑張りたいけどお金が…」
不妊治療を受ける方々の経済的負担を軽減するために、不妊治療が保険適用となりました。当院も保険適用で不妊治療を行える施設となります。
費用に関しても当院スタッフにお気軽にご相談ください。

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